図書館施設

図書館施設における会議の問題

本来、図書館利用者への図書館サービスに費やされるべき時間を、多くの図書館では、あえて会議の時間として設定していますが、それは、サービス向上や組織運営上の課題解決のためといった目的をしっかりと果たしていれば、無駄な時間にはなりません。しかし、会議の目的が不明瞭であったり、効率的に運営されないのであれば、それは図書館施設にとって、貴重な介護の時間や人的管理をロスしていると言えるでしょう。

 

どんな職場でもありがちではありますが、組織運営上、何かしら改善の必要性が出てくると、すぐに「〇〇対策」や「〇〇委員会」等と銘打ち、会議が開催されます。ですが、会議の目的が十分に図書館司書の間に浸透していなかったり、会議に参加する顔触れも従来とあまり変わらなかったりして、結局は会議の時間が増えただけで、特に改善策が見つからないままに会議が終わってしまうという事態になりかねません。

 

例えば、年収400万円の図書館司書の給料を時給に換算すると、約2000円になりますが、そのような職員が10人集まり、2時間会議を行ったと仮定すると職員の給料だけでも4万円掛かることになります。会議を考える場合に、このようなコストパフォーマンスの観点から考えることが重要です。

 

図書館施設や運営費は、税金の公費で賄われています。会議で無駄な時間や人的資源が使われているとしたら、税金である公費の無駄使い、社会的、経済的な損失ということになってしまいます。会議に限らず、このような非効率なマネジメントを行っている図書館施設は、無駄な所が多く、経営状況も芳しくありません。

 

そのように考えると貴重な時間を使って会議を行う以上、必ずを成果を出すという図書館司書の心構えが求められます。会議の前後で組織の運営に何の変化も無いのであれば、会議を開き、単純に時間や人材といった経営資源を浪費しただけの結果に終わってしまうことを図書館司書はしっかりと認識しておくことが大切です。