公務員採用試験

公務員試験(事務系)では、「教養試験(基礎能力試験)」「専門試験」「論文試験(作文試験)「適正試験」「適正試験(性格試験」「面接試験(人物試験」といった様々な試験が実施されます。

 

この中でも、重要なのは教養試験と専門試験になります。これらは、一次試験の際に実施され、ここで成績上位に入らなければ二次試験には進めません。特に対策もせずに簡単に答えられるような、易しい試験内容ではないので、しっかりと勉強をして臨みましょう。

 

ただし、国家一般職(社会人)試験では専門試験は課せられず、経験者採用試験でも専門試験がないケースがほとんどです。また、課せられる試験科目は試験ごとに異なりますので、自分の志望先がどのような状況なのか、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

教養試験(基礎能力試験)

 

5つの選択肢から一つを選ぶ問題形式(五肢択一式)で実施されます。また、全ての公務員試験で実施され、一次試験で行われます。

 

論文試験(作文試験)

 

社会問題などの一般的な課題について論述します。多くの自治体で実施され、一次試験で実施しても採点は二次試験扱いの自治体が多く、教養・専門試験の得点で二次試験に進めなければ評価されることはありません。

 

試験時間は50〜120分、文字数は800〜1200字程度という形式が一般的で、経験者採用試験では、「経験論文」が課せられることが多いのが特徴です。

 

適正試験

 

どの程度の事務適性があるかを判定するためのスピードテストであり、全体の4割程度の自治体で実施されています。国家中途試験でも行われており、一次試験の中で実施されることが多いのが特徴です。

 

問題自体は、特に難しい訳ではないですが、限られた時間内に正確に処理することが求められます。試験時間は10〜15分、問題数は100〜200題という形式が一般的です。

 

適正試験(性格検査)

 

試験の内容は、性格検査になります。約半分の自治体で実施されており、クレペリン検査(1桁の数字を足していくもの)やYG式性格検査(質問項目に「はい」「いいえ」「分からない」で答えていくもの)が通常です。

 

対策は特に必要ありませんが、自治体によっては「適正試験」と「適正検査」の名称が混同しているケースもあるので、気をつけましょう。

 

面接試験(人物試験)

 

受験者が1人で望む(個別面接)のほか、受験者数人で一緒に面接を実施する「集団面接」、受験者数人でディスカッションを行う「集団討論」を実施する自治体もあります。

 

また、数は少ないですが「プレゼンテーション」という形式の面接を行う自治体もあります。個別面接はほとんどの自治体で実施されていますから、事前に対策をしておく必要があるでしょう。

 

多くの自治体では、二次試験や三次試験で実施されるのが一般的ですが、市役所などでは、受験申込時に簡単な面談を行うケースもあります。最終的に合格するためには、この面接試験がキーポイントになります。

 

教養試験や専門試験を最優先して勉強に励みながらも、面接突破の対策も念頭において、自己分析や志望先研究などを並行して進めておきたいところです。

その他の種目

 

ごく一部ですが、一般教養分野に関して、独自の記述式の試験を課している自治体もあります。内容は様々ですが、漢字の読み書きに始まり、用語・語句・人名・英単語・ことわざなどの100字程度の意味説明、自己PRなどの1000文字程度の文章のなまとめなどが出題されます。

 

また、身体検査・健康診断・体力検査・体力測定・スポーツテストなどを実施する自治体もあります。よほどのことが無い限り、その結果によって不合格になることはありませんので、リラックスして臨みましょう。