司書

司書が図書館で働きながら学ぶために

一般的に、社会人の研修には2つの種類があります。1つは、現場の仕事を通して、仕事に直接関わる知識・技能の習得・訓練・学習が主になるもの。

 

例えば、新しく採用となった司書、中堅職員、管理職などそれぞれのステージで職員として必要とされる知識・技能を仕事として学ぶこと等が挙げられます。

 

反対に、職場外でも様々な研修に参加するため、業務の一貫として参加を命じられるようなものも存在します。自分から進んで自主的、主体的に実施する学習も、広義の意味では研修といえるでしょう。専門職の場合は、決して珍しい話ではありません。

 

個人で自主的に、研修集会やセミナーに参加したり、本を読むというのもこれにあたります。正規の教育機関・研修所などへ一定期間職場から派遣される場合もあるでしょう。

 

社会人の生涯学習、リカレント教育として、働きながら、あるいは一定期間職場を離れて大学や大学院で学ぶ機会も最近は増えてきました。

 

それぞれ多少の違いはあるものの、積極的に自ら勉強しようという意思を持ち、参加のために条件整備が職場でも講じられることが必要となります。

 

公立図書館の司書であれば、文部科学省とブロックの県教育委員会が共催する数日間にわたる地区別研修会、日本図書館協会(公共図書館部会)や研究団体が主催する研究大会・セミナー・講座の他にも、各府県の教育委員会・県立図書館・県図書館協会が定期的に実施する研修会なども数多くあります。

 

さらには、文部科学省が実施する国立教育政策研究所社会教育実践研修センターの司書專門講座が10日前後の長期にわたる研修を全国から参加者を募集して実施している例もあります。

 

日図協会が実施する、数日間にわたる中堅司書ステップアップ研修もこれにあたります。このような長期にわたる研修になると、職員の少ない図書館からは中々参加ができないという不満が聞かれることもありますが、そのような小規模の図書館で働く司書にこそ参加ができる配慮が欲しいものです。