図書館司書 研修

図書館司書の研修

図書館司書の本格的な現職研修となると、1年、2年という比較的長いスパンで大学や大学院で学ぶケースも出てきます。学校教員のような派遣制度が整っていないため、現状では、勤務をしながら昼間の大学院に通うのは難しいですが、夜間に開講される大学や大学院が近くにあれば、このような研修も可能です。

 

大学院等では、図書館司書を対象とした研修の他に、この領域で先鞭をつけた大阪教育大学の社会人を主たる対象とした健康科学専攻(図書館情報システム含む)以外にも、筑波大学(図書館情報メディア研究科)、慶応義塾大学、大阪市立大学などが社会人向けの授業形態を準備しており、遠隔地からの就学もしやすいように考慮されています。

 

教育期間の条件整備と、図書館司書向けの研修についての文部科学省を含めた行政側の積極的な施策が望まれている状態だと言えるでしょう。

 

また、日常的な学習では、自ら刺激を求めて様々な研究集会やセミナーに参加すること、他の図書館を見学すること、図書館関係の文献を読むことが挙げられます。

 

図書館という枠を越えて、一歩外に出て学習することも有効です。日常の図書館サービスの中で、利用者から得られることもたくさんあるでしょう。

 

2010年からスタートした日本図書館協会の「認定司書」制度は、公共図書館における10年以上の経験と、こうした研修の成果をもとに、当人からの申請を受けて「専門家としての司書」を認定する制度です。

 

現役の司書として働く人達は、日々の自分の成長を促すために、こうした制度にチャレンジし、専門職としてのスキルを身に付け、それを存分の発揮することが求められているのです。