図書館 種類

司書が勤務する図書館の種類

図書館を、その図書館ごとの@機能 A役割 B用途 C収集内容 D形態によって区別することができます。

 

@機能としては、「廃棄型図書館」と「蓄積型図書館」の2つに分けられます。前者は、5年以内に刊行された図書を蔵書の50%とし、後者は、その名どおり、蔵書を廃棄せずに蓄積していくことが特徴です。

 

A役割では、「保存図書館」「寄託図書館」「貸出図書館」「参考図書館」に分けられます。

 

保存図書館

図書館の最も原初的な形といわれ、どんなに古い図書も、人類の知的遺産として保存する図書館。

 

寄託図書館

保存スペースに限界をきたした書物を保管するための図書館。

 

貸出図書館

一般的な利用が見込まれる図書を、主に貸し出しを目的として揃えている。

 

参考図書館

さまざまな学術調査・研究を支援するために設けられている。

 

B用途による分け方としては、「研究図書館」と「学習図書館」があります。前者は、「大学図書館」のように、学術研究を目的とした利用者が対象。前者と比較すると、研究の入口段階にある学習者向けとなっています。

 

C収集内容による区分けは、次のとおりです。

 

・「学術図書館」・・・学術的な蔵書が中心。研究者が対象。

 

・「通俗図書館」・・・明治時代半ばの呼称。一般大衆向けの図書を所蔵。

 

・「音楽図書館」・・・レコードやディスクなどの音源、および楽譜を専門に所蔵。

 

・「病院図書館」・・・入院患者の病状や治療への理解支援、及び、リクリエーションが目的。

 

・「船員図書館」・・・船舶乗組員、及び港湾における労働者の福利厚生を目的としている。

 

・「刑務所(行刑)図書館」・・・受刑者用の図書館。

 

・「点字図書館」・・・点字図書の収集、所蔵、及び製作を行う。

 

・「自衛隊図書室」・・・自衛官の福利厚生と教育を目的としている。

 

・「幼稚園図書室」・・・教諭用の図書以外、蔵書のほとんどは絵本となっている。

 

・「教会図書館」・・・主に神学校に設置されており、日本では教会に設置されている例は少ない。

 

・「児童図書館」・・・子ども(及び親子)専用の図書館。「ブックトーク」など、子どもが本に興味を持つことを目的としたイベントもある。

 

D形態としては、

 

・「電子図書館」・・・図書館の機能を電子化させたもの。あるいは、インターネットから蔵書の検索や貸出予約ができることを指す。

 

・「物理的図書館」・・・従来からある“紙の図書館”。

 

・「ハイブリッド図書館」・・・「電子図書館」「物理的図書館」を併せた機能をもつもの。

 

・「移動(巡回)図書館」・・・図書館の機能と司書を自動車に搭載、図書館を利用しにくい地域を巡回してサービスを提供する。