図書館司書,理想像

図書館司書の理想像とは?

以前の図書館といえば、判で押したように、午前9時から午後5時まで開館し、月曜日は休館でした。

 

仕事を持つ人には、調べものをしたくても勤務後の図書館利用はムリで、週末に足を運ぶのがせいぜいでした。

 

柔軟性のあるサービス

それも今は昔。TSUTAYAやスタバの併設など、現在、図書館の運営は大きく様変わりしています。

 

“あなたのセカンドオフィスに”をうたう千代田図書館のように、都心では夜10時まで開いている図書館も多く、23区内では9時までの開館も当たり前となりました。

 

図書館が、利用者のニーズに寄り添ってきたのです。アメリカなどと比較すると利用率が低いと言われてきたレファレンスも同様で、例として、千代田図書館の『図書館コンシェルジュ』を挙げることができます。

 

館内のレファレンスカウンターに配置された図書館コンシェルジュが、来館者に対して、図書館の総合案内をはじめ、館内ガイドツアーや本探しのお手伝いなどを行っています。

 

図書館コンシェルジュは、平日は午前10時から午後10時まで(土曜日は午後7時、日曜・祝日は同5時まで)の常駐し、来館者へのサービスにつとめています。

 

また、同館には、『街(まち)案内』もあり、公立図書館が担ってきた地域の歴史やイベントの紹介、神田の古書店の案内など、柔軟性に富むサービスを行っています。

 

コミュニケーション能力の重要性

もちろん、これらを率先して行うのは図書館司書。もちろん、さまざまな来館者と融通無碍にコミュニケーションできる能力はとても大切です。

 

仏頂面をしてなかなか訪れないレファレンスの“お客さん”を待つのではなく、積極的な来館者への接遇も問われているのです。“遅番”の仕事も難なくこなす心意気も大切です。

 

また、お母さんに連れられてやってきた幼い子どもたちが目を輝かせて聴き入るような『おはなし会」や、子どもたちに本の世界の楽しさを伝える『ブックトーク』にと、表現力や人間としての豊かさまで問われる場面も少なくありません。