図書館司書補

司書補から図書館司書を目指す

7月から9月まで、夏の2カ月間「司書補講習」を受講し、司書補の資格を取得した人は、その後、ステップアップして、図書館司書の資格を目指すことができます。

 

ただし、講習は、週末を除くほぼ毎日、半日以上のカリキュラムが組まれていますから、主婦や専門学校生など、時間の都合がつく人にはよいでしょうが、フルタイムで仕事をもつ人には、受講が難しいかもしれません。

 

講習を受講する大学によっては、「教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座」として、ハローワークの給付の対象となっています。

 

司書補講習によって、11科目15単位を修得した人には、修了証が発行されます。修了証を手にしたら、次は、司書補として、3年以上の実務経験をスタートします。

 

実務経験は、正規の職員・臨時職員、パート・アルバイトなど、勤務形態は不問。 公共図書館などの社会教育施設、国立国会図書館、学校図書館等における2年(3410時間)以上の勤務経験を証明できれば、次のステップである司書講習の受講要件とされています。

 

講座終了後、勤務経験年数が通算3年(5115時間)以上とならなければ、図書館司書の資格を得ることができません。

 

また、実務経験の例としては、“図書館奉仕に相当する専門的業務”が条件となっており、図書・雑誌の片付けや運搬などの単純作業はは含まれていません。

 

司書補として実務を積みたいと希望して求人に応募する際、注意すべきは、勤務内容です。

 

例えば、ある公立図書館の求人は、司書補もOKとしていますが、業務内容は、「図書の貸出し・返却・整理・配架・登録・資料や書架の整理等」と記載されていました。これは、“図書館奉仕に相当”する専門的業務と言えるのか否か!?

 

現実としては、司書補の求人は、かなりの狭き門と言えます。「司書資格があることが望ましい」とする図書館もありましたが、そのような館に、業務内容を確かめ、希望に適う内容ならば応募する、などの注意深さも大切だと言えるでしょう。