図書館司書

「町」の図書館が面白い

全国的にはまだまだ7割以上の町や村に図書館がないという事実がありますが、近年町村図書館の新設が続々とおこなわれています。図書館司書の採用といえば今まで既にあった図書館の欠員補充がほとんどでしたが、最近では町の図書館の開設のための新スタッフなどの募集が増えてきました。

 

開設準備室長や館長なども含め、新しい図書館づくりを担うスタッフが、地元だけでなく、広い地域からもやってきて、図書館状況の創出に力を注いでいます。

 

今「町(街)の図書館が面白い」と言われています。素晴らしいサービスを兼ね備えた町立図書館が続々と出現しており、それがまた次に出来る図書館の水準を高めているというのが大きな要因となっているのでしょう。

 

滋賀県の湖東町立図書館

 

例えば、1993年の春に開館した滋賀県の湖東町立図書館。湖東町は人口9400人の田園の町ですが、図書館の床面積は1600平方メートルあり、開架室の面積は885平方メートル、資料(図書)8万冊の開架が可能な大規模図書館です。

 

現在、女性館長も含めて5人の司書で3万8000冊の新しい蔵書と180種類の雑誌を揃えており、年間の貸出し冊数が人口の12倍という高いサービスを実績を誇っています。

 

湖東町立図書館は建設や開館の準備も含めて、3年ほどかけて出来上がりました。この準備の期間に同じ滋賀県の八日市、栗東、甲西などの人口3,4万人ほどの市や町の図書館に多くのことを学び、図書館づくりに活かしてきたのです。

 

既設の図書館からいい影響を受けて

 

このように図書館を新設する際は、先にあった図書館のサービス水準が母体となり参考とされることが多いため、周辺の図書館にもいい影響を与えていくことが多いのです。

 

滋賀県の自治体は7市42町1村で、現在図書館が設置されているのは全市と19町ですから、ちょうど半分を超えた所になります。10年以上前には1割の市と町に図書館があるだけで、全国的に見てもかなり低い水準でしたから、県の整備や市町村の積極的な活動によって、着々と図書館の新設が進んできたと言えるでしょう。

 

現在、既にある図書館の活動などに誘発される形で全国的にも図書館づくりが加速していますので、5年後の2017年には図書館設置率が90%近くまで上昇すると言われています。

 

 

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