司書認定制度 図書館情報学検定試験

「司書認定制度」と「図書館情報学検定試験」について

今、たいていのことは、インターネットで調べることが可能です。けれども、高度な知の宝庫へのアプローチは、インターネットでは限界があります。より深い知識をもつ専門職としての司書の育成を目指し、設けられた検定制度が2つあります。

 

1つは(社)日本図書館協会が主催し、2010年にスタートした「司書認定制度」です。一定の期間に同協会に審査を申請した人の中から、協会の司書審査会や学識経験者が審査し、「公立図書館や私立図書館の経営の中核を担いうる『認定司書』」を決定します。

 

「認定秘書」は、10年間氏名が「認定司書名簿」に搭載されます。受験対象は、実務経験が10年以上の公共図書館の職員で、一定の研修を受け8000字以上の論文や著書などがある、などの要件が存在します。

 

また本人による協会への申請が必要で、審査料:7000円。※2カ月にわたる審査の後、審査結果を通知。認定料:20000円。

 

一方、図書館情報学会では、2007年より、毎年11月に「図書館情報学検定試験」を実施。主催は、同学会・図書館情報学教育特別委員会となっています。

 

「大学の司書課程などで学んだ図書館情報学の知識を問い、将来、図書館司書・情報専門職に就くために求められる資質の向上を目指すとともに、すでに図書館や情報部門に勤務する人の能力確認にも役立つ」ことを目的としています。

 

受験対象は、大学(通信制大学含む)・短期大学で司書課程を受講する学生、大学の図書館情報学専門課程に在籍する学生、図書館情報学を専攻する大学院生。

 

図書館、または類縁機関に勤務する職員、司書課程・講習によって司書資格を取得した者。さらに、”図書館情報学に関心のある”一般からの応募も可能です。

 

テスト形式で、出題数は50問。図書館情報学基礎、情報利用者、情報資源組織化、情報メディア、情報サービス、情報システム、経営管理、デジタル情報の8分野から出題されます。

 

受験対策としては、日本図書館協会から問題集が、東京大学出版会から参考図書「シリーズ図書館情報学(全3巻)」も刊行されています。試験会場は東京・大阪など6カ所。受験料:3000円(大学単位の団体受験:2500円)となっています。