図書館司書 仕事

図書館司書の仕事は、図書館を作ること?

図書館を作るというと少し大げさかもしれませんが、現在も昔も、図書館司書には「図書館を作る」という姿勢が求められています。

 

例えば、図書館に資料(書籍など)を集め、知的宝庫としての図書館という場所を作っていくこと。図書館では、学習に必要な資料が豊富に所蔵されていなければ意味がありません。

 

魅力的な本・読みたくなる本・面白い本・感動する本・怖い本・いい本・笑える本・泣ける本・テレビ・映画の原作・話題の本といった、利用者の多岐にわたるあらゆるニーズを汲み取り、図書館司書は選書をしていく必要があるのです。

 

ですから、図書館司書は具体的にどんな資料が必要で、どんな本が求められるかをリサーチし、予算の範囲内で優先順位をつけ、図書館資料を仕入れ、棚に整然と並べていくことは大切な仕事です。

 

また、並行して利用価値の低くなった資料を書架から取り除き、図書館の資料を新鮮な状態に保つことも、資料形成の一環として大切な仕事だと言えるでしょう。

 

他にも、図書館司書の仕事には大切なことがいくつかあります。それは「資料を組織していく仕事」です。利用者が求めている資料を、可能な限り迅速に提供が出来るような仕組みを考えていくのも、専門職である司書には求められるでしょう。

 

つまり、分録にしろ目録にしろ機械的に処理をしていくのではなく、利用者がどのように探し、どんな気持ちでその資料を取るかを想像しながら処理していくこと。

 

例えば、柔道や合気道の本をスポーツの棚だけでなく、マッサージや整体といったものと一緒に棚くくりしたほうが利用者は求めている情報に辿りつきやすいのではないか、といった風にです。

 

図書館内の棚の配置や机、イスのなどの配置や配列も、利用者の歩く導線上にあり、自然な流れで分かりやすいように工夫をしていきます。
図書館にフラッと入ってみたら、興味のある本な読みたくなる本に巡り合う。どこにどんな本が置いてあるのか分かりやすく、利用者が自分で調べられるような環境にしておくことが大切なのです。

 

最近では、書店のような明るいポップな雰囲気のレイアウトを取り入れた図書館も増えてきました。

 

他にも、図書館を作るといった意味では、予算の獲得や設備の改善なども挙げられます。ここ10年程度で、ITの技術は飛躍的に進化してきました。今やコンピュータを導入していない図書館などないのではないでしょうか。こうした設備を整えて、図書館の機能性や利便性を高めていくことは大切です。

 

そして最後に、協力体制を整え、連携を取りながら図書館を作っていくこと。迅速、確実に資料を提供していくためにも、地域の図書館同士で連携をしながら、物流や保管などの問題も含め、相互協力していく体制を作っていくのも、専門職である図書館司書に求められるスキルです。