ライブラリアンシップ

ライブラリアンシップとは

晴れて図書館員になったからには、高い志を掲げて、仕事を遂行してゆきたいものです。図書館員としての高い志とは、「ライブラリアンシップ」という言葉に代表されます。

 

シップ(SHIP)とは、名詞にプラスして『状態・身分・職・技量・手腕』を示す造語。スポーツをする人のあるべき姿として、スポーツマンシップが、また、企業やグループなどのリーダーに求められる資質としてリーダーシップがあるように、「ライブリアンシップ」も、図書館員のあるべき姿として掲げられています。

 

「ライブラリアンシップ」とは、つまり、図書館員として、来館者に対し、思うさま自身の技量を発揮し、いかにレベルの高いサービスを提供できるか、ということ。

 

来館者は、雑誌や新聞を読みに来る人もいるし、文学賞を受賞したばかりの話題作を借りるため、など、はっきりとした目的をもった人も少なくありません。けれど、そんな人々ばかりではなく、これから手がける論文の資料を探していたり、学校の宿題のレポートなどで、資料の見当すらつかない、などという人もいます。

 

彼らは、資料のインターネット検索に限界を感じたからこそ、図書館という“知の宝庫”へ、ヒントを求めて足を運んできたのです。図書館員の仕事は、知に関する問題の解決を手助けをすること。そのような人たちに対して、図書館内の情報を総動員し、提供しうる限りの情報をもって手助けするのが、図書館員です。

 

救いを求めて窓口に来た来館者に対し、「資料さがしのお手伝いをしましょうか?」に始まり、「お探しの資料は、こんな感じではありませんか?」と的確、かつスピーディに、資料を提示してあげます。

 

「よかったー!まさに、これを探していたのです」。お礼とともに、こんな言葉を言われたら、それこそ、図書館員としての冥利に尽きるのではないでしょうか。

 

誰かひとりのオンリーワンとして役に立つことは、結果として、世の中全体の役に立つこと。図書館のサービスが、その国の文化を高めることにも貢献することになるのです。